YUCACOシステムブログ

エアコンはいつも動いているのか?

2023.03.24

 YUCACOシステムでは、年中エアコンは動いていません。

例として1年分のエアコンの電気代のグラフを見てください。

2021年の1年分

 気候的に過ごしやすい、春の4月5月、及び秋の10月11月には電気代はご覧の通り、大変少なくなっています。

 年間4ヶ月は極端な話、エアコンは止めて、送風、換気だけされていてもOKです。

 冬は暖房にエアコンは必要ですが、お天気が良いと、窓からの太陽熱で十分にお部屋は温まります。日中は断熱気密の聞いた家がYUKAKOシステムの家ですので、温室効果でエアコンはストップ可能です。日中晴れていたら太陽熱だけで全室が暖房状態となります。夜6時頃暖房のスイッチを入れていただけたらOKです。夜の間だけ暖房ですから、当然電気代は減ります。

夏はエアコンはスイッチの基本的に入れたままとなります。この時太陽の日射を入れない工夫を窓にすることで、エアコンの電気代は大きく削減可能です。

外付けブラインドの効果は大きく、太陽熱の70%程度、物によっては80%以上の遮熱効果があります。

 夏場は何と言っても窓、床、壁、天井、換気に分けた場合、全熱量の74%が窓からの日射熱で出入りしています。

 よって室内より外で熱をブロックすると、エアコンの稼働が少なくなります。

長期間家を空ける時Ⅱ

2023.03.18

<YUCACOシステムの利用法>

冬の場合

<岩手県のお客様からのお問い合わせ>

電気代を節約できるのは

 エアコンは切れば電気代はゼロになります。

①冬場エアコンを切ると、日毎に室温は下がります。一般的には建物内部で発生する熱に冷蔵庫などの電化製品からの熱や、生活者の人体からの放熱+エアコンで加温することで暖房をコントロールしていたのですが、人も留守となり、暖房も切ってしまうと熱の供給源がなくなり、室温は徐々に低下します。

②エアコンを切ってありますので、室温の低下は湿度の上昇を招きひんやりとした空気感で室内が満たされます。 帰宅後、快適室温にまでエアコンで室温を上昇させるには、このシステムを採用している建物で室内に接する床、壁、天井、更には床下、天井裏までその表面温度を快適温度まで上昇させなければなりませんので、大変なエネルギーを要することになります。しかも、1台のエアコンでです。強で暖房すると徐々に室温上昇しますが、安定するのに12時間以上かかると思います。

③一冬のエアコンの暖房費は岩手県ではかなり高額となるでしょう。

約10000円程度でしょうか、宮崎では家にもよりますが、約5000円~6000円程度かと思われます。

この時、除湿も同時に空調で行っていますので、カビと無縁の暮らしが実現できます。

④結論として少しだけエアコンは動かしておられたほうがいいということです。暖房設定22℃程度で風量はM程度です。

 ランニングコストの電気代はかかりますが、床下から天井裏まで快適温湿度で建物の空気環境をコントロールすることで、家にも、人にもいい空気環境を実現できるのがYUCACOシステムの特徴とも言えます。

長期間家を空ける時

2023.03.14

〈YUCACOシステムの利用法>

経済合理性について

 電気代を削減するには?

回答 消せば電気代は減ります。

夏の問題点 

①夏場は高断熱の家は、エアコンを用いなければ、日を重ねるごとに蓄熱して、高温の魔法瓶状態になってしまいます。

②エアコンを強冷でもとの快適室温に戻すには、かなりの電気代を必要とすることでしょう。

建物の躯体温度により快適温度に室内がコントロールされる時間は異なります。家の断熱性能や、日当たり、窓などの大きさ、向きなどの状態で異なりますので、具体的な時間は提示できません。

③長期間家を留守にされるのであれば、戸締まりは当たり前ですから先のような、建物が夏場にはホット魔法瓶状態になってしまいます。

 夏場のエアコンの電気消費量について、完全戸締まりされた家は、冷房には最適の環境となります。このシステムの8月の1ヶ月間の電気代は、多くても4500円~5000円程度となります。締め切ってのエアコン代は当然もっと安くなります。

 梅雨や台風などで高温多湿な気候には、YUCACOシステムは除湿も室温調整と同時に行いますので、カビだらけの室内にしないためにもエアコンを稼働させておられたほうが良さそうです。

④遠隔でコントロールができるスマホ対応のエアコンコントロールができるタイプが用いられておれば、その設定と利用でエアコンのON/OFF、温度コントロールも可能です。これを利用される方法もあります。

電気代上昇でたまらん!

2023.03.07

 女性社員より、家の電気代が30,000円を越えてしまったとの訴えがありました。

このFさんは、たまたま他社で新築された後、入社された方です。なんと先月約20,000円が今月は30,413円でした。

 先日は某製材所の社員さんから、「妻から電話があって、電気代が60,000円だった」とのことでした。

 又、銀行員のMさんは、電気代がやはり30,000円を越えているので、家の中で綿入れネンネコを着て、なるべくエアコンを動かさないようにしているとか。

  1. 節電によるメリット

節電を実施することで、電気代を減らすことを第一に考えられることでしょう。

㋑エアコンをできるだけつけない

㋺暖房便座を布カバーしてスイッチを切る

㋩湯たんぽを利用する    

                など

②電気は買うより、創って使う

㋑太陽光発電を利用して、自家消費の電力を自給する

㋺夜間電力より、日中の太陽光発電をできるだけ利用しよう。

エコキュートも日中湯沸かししましょう。

㋩太陽光発電は、メーカー発電保証25年、しかも約85%以上の発電能力を25年後でも保証しています。

その後劣化も35年は確実に発電可能です。

㊁電気自動車などを10年後には利用していることと思いますので、太陽光発電は、できるだけ多く利用しましょう。

10Kw以下の場合でも、過積載(14Kwの太陽光でパワコンを10Kw以下で利用)で運用するとより発電量が多く利用できるようです。

 災害時のリスク対策で、初めから蓄電池を設置される方もいることでしょう。経済合理性は、今のところプラスまでにはなりませんが、リスクヘッジには有効です。

  1. 断熱性能を高くして、冷暖房のエネルギーコストを減らしましょう。
  2. マッハシステムを利用して、熱の効率的利用、太陽熱利用、日射遮蔽を加味した先進の全館空調の採用をおすすめ致します。
  3. ガマンしない省エネの発想で、冬場の晴天時には、太陽の熱を利用して日中は暖房。夕方から朝までエアコンを利用。夏場には日射遮蔽と除湿によりカビのない快適空間冷房で人も家も快適長寿命を実現しましょう

2023年1月の燃料費等調整額の単価は1kw8円12銭。

2020年のデータをもとに予想すると

年間7263円のプラス!!

2020年1月134Kw(2574円)に対し

2023年1月134Kw(3662円)となります。

燃料費等調整額の単価は月ごとに変動します。

災害時に役立つ生活用水

2023.03.02

 断水時にペットボトルの水を保管したり、専用の貯水タンクを設置することが推奨されています。

みずがめ君(飲用可)

飲用不可となっていますがエコキュートのタンクには大量のお湯が貯湯されています。

4人家族3日分の生活用水

300L/人×4人×3日

450L/人×4人×4日

450Lタイプだと4日分

エコキュートの貯湯タンクには非常用の水利用に備えて取水栓が付けてありますので、覚えておきましょう。

防火・準防火地域では

2023.02.28

 10㎡以下の増築でも、防火地域、準防火地域での増築は確認申請が必要となります。

 カーポートやコンテナ、プレハブの簡易な小屋などは確認申請がいらないだろうと思い込みがちですが、基本的には確認申請が必要となります。

 事前に監督行政機関に相談が必要となります。

 既存建物も含めて、増築や建て替え時における法令上の制限をクリアしなければなりません。

 前回のブログで記載しましたが、マッハシステムでは冬でも室内は春の暖かさ。食品の保管のためにと、建物に近い車庫を壁も床も取り付け増築してしまったあるお客様から相談があり、駆けつけたところ「防火地域」だったため、たとえ1㎡でも地域の安全のため防火構造とし、役所に届け出、工事もチェックしてもらわなければならなかったのでした。思わぬ一大事が発生してしまいました。

 改めて、私共がこうしたニーズを汲み取って初期の設計をしておけば問題がなかったのにと反省したことでした。

 知り合いのリフォーム業者様は防火地域の確認を怠っておられたようでした。

 改めて関係監督官庁の指示に従って、申請のやり直しと防火工事を再度施工することとなりましたので、注意喚起の意味でも、この一文を掲載することといたしました。

YUCACOシステムにして困った事

2023.02.10

 YUCACOシステムでは夏場家中が涼しいので、一般的な家に比べ「バナナが黒く」なりにくいのですが、冬場になると、一般的な寒い家ではバナナも青野菜も長期間、バナナは黄色く、青野菜の青も長持ちします。マッハシステムではその逆です。

冷蔵庫のスペースによっては野菜類を室内に置くことになりますが、湿度が40%となればバナナの追熟が進みまっ黒バナナに。生椎茸は乾燥椎茸になってしまいます。

 実は前もって、YUCACOシステムから除外する全館空調ではないスペースをお知らせいただければ、野菜保管庫やワインセラーとして別区画に設置することが可能なのです。

1部屋だけはYUCACOシステムが効かないようにすることも可能です。

あるモデルにはワインセラーのように、ワイン貯蔵庫を室内の一部に設置しています。

 寒い北海道では暖房なしでは暮らせないため、住宅の暖房は徹底して完備されています。

YUCACOシステムではありませんが、野菜や肉類、葉物が室内の暖房で痛みがはやいため、玄関口にある風除室に、こうした生鮮食品を置くようにされているようです。

南国宮崎では風除室で雪靴の雪や氷を落として室内に入ることもないため、こうした風除室はありません。

①ワインセラーのような食品貯蔵庫を前もって設計に入れる。

②大きめ収納の冷蔵庫を利用する。

の2方法が良さそうです。

子どもと家の空気

2023.02.07

 赤ちゃんは床に近い場所でハイハイしたり遊んだりしています。ハウスダストは床上1mの空間に高密度で浮遊しています。

 空気清浄機に床置タイプが多いのはこの理由からです。

 人の移動があれば、ハウスダストの中で大きめの埃、花粉などが室内の中でも高くまで舞い上がりますが、外出などで空気が動きにくくなると短時間で床や机の上などに沈下。カビやPM2.5などの微細粒子は長時間室内空間に浮遊しています。

 結果として生活エリアが床に近い赤ちゃんは、家中で最も空気が汚染された場所にいることになります。

 何でも触る赤ちゃんが空気清浄機を止めてしまったり、誤作動させてしまう恐れがありますので、チャイルドロック付きの床置きタイプの空気清浄機がおすすめです。倒したりしないようにストーブガードのようなバリアが必要かもしれません。

これだけ変わるYUCACOシステムの暮らし

2023.02.01

 朝着替えはパジャマを脱いで、そのまま二階へ移動。

 家族間では下着姿で室内を移動しても、礼を失する行為として咎められることはない。要は室内の暖房が、一台のエアコンで全室行き渡る事によって、「こんな格好」でも寒くないからである。子どもたちに、他所の家に行ったら決してしてはいけない行動であることを、YUCACOシステムオーナーは気にかけておかなければなりません。

 寒い冬の夕食などで、「鍋」は皆が喜ぶ料理と言えます。ところが、マッハシステムの家で生活を始めると、いつの間にかこの「鍋」をしなくなります。スーパーなどで様々な味のスープが大袋に売られていますが、全く興味すらわかなくなっていることに気づかれるのが、YUCACOシステムオーナーです。

 YUCACOシステムの全館空調は、ストレスフリーの温暖な空気感の中での暮らしを入居者にももたらします。冬の鍋は加湿の恩恵を、湯気として与えてくれますが、鍋の食材を食べることで体温が上昇すると、発汗という結果から、寒い部屋で体があたたまる感覚よりも汗が出て少し暑くなるという感じとなります。

 したがって、あたたまるための鍋ではなく鍋料理を味わう為の「鍋」ということで、YUCACOシステムオーナーはエアコンストップして、少し部屋を寒くしてから「鍋」を楽しまれる方がよろしいようです。

堀を考える

2023.01.28

 我が家の塀は写真のとおりです。

年末に毎年塀の塗装をしています。メンテナンスを繰り返して行ったことで、板の強度はほぼ変わらず、12年を経過していますが、この分ではあと10年、合計20年程度は性能を保持できそうです。

 建築基準法で鉄筋入りの高い塀は2.2m以下、鉄筋なしの強度が低い塀は1.2m以下にしなければなりません。

ブロック塀などは「控壁」を3.4m以内の間隔で設置することや、壁の厚みの1.5倍以上の厚みが必要とされています。

 家を境界から1m未満に建てる場合、民法235条で「目隠し設置義務」が定められています。「隣家を見通すことの出来る窓又は縁側(ベランダを含む)を設ける者は目隠しを付けなければならない」とされます。

 防犯上は高いほど、丈夫なほどその効能は出ることになりますが、塀の設置は費用も高額となることもあり、考えたいところです。また、一度越えてしまうと、外から塀の内側は見えない為、かえって防犯上は危険だという考え方もあります。

 塀の高さが図のように140cmの場合、家の基礎の高さほど、室内は道路から見通せることとなります。目線の高さを考慮して160cmぐらいにすると普通の人の場合は通行人から室内を見通されることはありません。もちろん2mの背の高い人からは見えてしまいますが。

 毎年のメンテで思うことは、高すぎる板塀のメンテナンスは大変だということです。毎年メンテナンスに塗料の量も手間もかかります。だから高さは周囲の高低差などを考慮して、無駄に高くしないほうが賢明かもしれません。