シャワートイレの登場

 シャワートイレの便座から出てくる水を眺めていたら、突然水が吹き出し、この水で顔面を洗ってしまったと、かつて一度しか会ったこと無い年配の御婦人が笑いながら話しておられたことを思い出しました。

 求人欄にシャワートイレ完備とあれば人が集った時代から、私共の家づくりにはこのシャワートイレが欠かせないものとなりました。

様々な機能がついていますが、このところの電子部品不足から、シャワートイレの取り付けが遅れ、新築のお引渡しができない事態も発生しているようです。

 日本のメーカーのTOTOとパナソニックはWi-Fiに接続できるトイレを開発しています。尿と大便の成分分析により、肥満度を示す体格指数BMI、身体の生化学的構成物質(糖分、タンパク質)と尿の温度を測定することで健康アドバイスのできるスマートトイレを開発中です。

 清潔なトイレライフの為に開発されたトイレは、生態から放出される生体情報を一定の広い地域で収集できれば、その地域の直近の疾病データをモニタリングできることになります。今回のコロナ等の疾病に対しても、予測から対策を組み立てる上で有効なシステムが「スマートトイレ」と称される未来が来ているようです。