住めれば良いからこんな家に住みたい
この頃、県外県内の建て売り住宅の中には、庭の無い家で、敷地も狭く、隣の家まで窓を開けて手を伸ばせば届きそうなほどの近くに3棟程の家が並び立つタイプの建て売り住宅が増加中。
家賃を長期間支払うよりも、35年ローンで持家を取得した方が経済的だということで、購入される方も多いようです。
供給過剰の賃貸住宅はその内、入居者不足となり、家賃は下がってくることも予測されます。
家賃と賃貸料との比較で持家を取得する方がお得だとの考えはもしかすると不合理かも知れません。
持家を選択される方の多くは「こんな暮らしがしたい」という夢を描いて行動を起こされる方だと思います。
夢を形にする作業が設計です。この夢は、家は地震や災害にもまけない暮しを守るシェルターの役割を果たせなければ家族を守れません。
阪神淡路大震災では地震発生から1時間以内で5000人程の人が圧死(家や家具による)で亡くなっているという報告があります。
大切な命を、家族を、夢を守り、育てることのできる暮しこそ
「こんな暮らし」をということでしょうか。