家の設計を始める時は、敷地に立って四方を眺めてみることをお勧めします。設計を開始するときは必要な部屋の用途別配置を決めますが、具体的なプランにかかる前に敷地環境を十分にチェックしておかなければなりません。
この時「ビューポイント」という眺めの良い方向はどの方角かをしっかりと確認しておく必要があるのです。
家が完成して住み始めると、家から外を眺めることばかり考えて設計すると、外から見られているという事実を忘れてしまいます。プライバシーを守るためにはあえて壁や植木による目隠しが必要になったりします。
そうして、遠望を楽しめる場所や、緑の樹木で目の安まる垣根がプライバシーを守ってくれる中庭などをつくることで、永く住み続ける「住まい」としての満足度がぐんと良くなります。
◎事例
リビングから見渡せる風景の中に古い神社の木々の緑が見えて、目が安まる、ここがビューポイント。
周囲の建物からの目線をかわし、プライバシーを守るため、窓の位置にも気を付けましょう。