YUCACOシステムブログ

ユカコシステムの超省エネ生活

2023.11.16

 全館空調で暮らすと、とかく年中快適に慣れてしまい、少しでも室温が上がったり下がったりすると、その微妙な温度変化がわかるようになります。

 勢い、エアコンを自動設定して、一定の温度・湿度環境を創出することで、年中快適温湿度を実現することになります。結果としてエアコンの力を借りて室内の空気環境を整えることになり、電気エネルギーを用いることになってしまいます。一年を通じて35坪程度の家で必要とするエアコンの電気代は、これまで3万円~5万円(地域地区で変わります)程度ですが、昨今の電気代の高騰で考えると、生活防衛の為に更なる工夫が必要となって来ます。

2023年10月19日(木)

寝室Bの温度変化

これは、私の家の去る10月19日の寝室Bの温度変化です。

2023年10月19日(木)

寝室Bの湿度変化

ご覧のように実に快適な室内環境を実現できる全館空調が

<ユカコシステム>

なのです。このときのエアコンの電気代は、

2023年10月19日(木)

使用電気代0.0kw

ゼロでした。

何故エアコン未使用でも快適か!

2023.10.26

<躯体蓄熱>

 それは、建物という物体が、全室内、及び床下や天井裏まで循環する大量の空気で、調温調湿されることで、「躯体蓄熱」という、湯タンポのような役割をはたしてくれるからです。

 建物内部にある家具やその他の物体も含めて、循環空気で表面温度がほぼ同じに整えられているのが、ユカコシステムの特徴です。

 外気温が上下する秋には、夏のように高温が一日中持続することがないため、この躯体(建物や内部の物質)が湯タンポのように作用することになります。

 結果として、エアコンを動かさなくても一日中、室温と室内湿度が一定に保たれてしまっています。

ビバ全館空調ユカコシステム

異常気象!!

2023.10.25

山ぼうしの実

山ぼうしの実と花

一戸建ての暮らしは、自然を身近に感じることです。

「山ぼうし」は春先に白い花をいっぱいに付けて、周囲に花の少ない季節には、にぎやかな春の到来を告げてくれる木です。

それが、どうです、2枚目の写真では、秋口の実と早春に咲くはずの花が、同じ一本の木に付いています。

異常気象が、こんなところにも現れているようです。

夏からいきなり冬が⁉

2023.10.23

全館空調ユカコシステムにお暮しの方々には、異常気象はこのシステムにピッタリと言えるようです。

 

中間期は温度調整を自動で

 暑いのは日中だけ、朝方冷え込むようなこの頃。「秋」という季節感が無くなりつつあります。実は、気温が22℃~25℃程で快適な季節には、全館空調のユカコシステムはエアコンを稼動させず換気だけ循環させておけば良いのですが、時々暑ったり、冷え過ぎたりすると、エアコンのスイッチを入れなければなりません。 

 昨今、日中は夏場のように暑く、朝は冷えてしまう、温暖化の影響で暮しにくくなりました。こんな時、

ユカコシステムであれば、エアコンの設定を自動で25℃程度にして頂くことで、暑い日中も、朝方の寒さを感じる時でも快適に暮して頂けます。

 

ダイキンのエアコンは省エネ

 現在、FHアライアンスで、実証実験中ですが、エアコンの上手な利用法として、自動設定や冷房、暖房の優先先モードでの比較を行っています。

 中間報告ではありますが、ダイキンさんのエアコンは、自動温度設定で利用すると、他のメーカーより省エネになるようです。

 一度参考になさって下さいませ。

後からお金がでていく家 2

2023.10.10

北側の壁はカビが付く

 北側の壁の上の庇(ひさし)の出が少ないと更に条件が悪くなります。北側の壁は日に当たることがないため、日常的に日陰になる時間が長く、外壁が濡れてホコリなどが付着すると黒くカビてしまいます。

北側

東側

 一般的に屋根の棟(一番高いところ)は、東西に長く、南側と北側に庇が出るようになっています。南側に出された庇は、南側に掃き出し窓が付くことが多い。

 家に雨が振り込まない為や、夏場の太陽からの熱を防ぎ、冬場には日脚の長い暖かな日差しが、この掃き出し窓から取り込まれる工夫にもなっています。

<対策>

北側の外壁には濃い色の外壁を用いることで汚れが目立たなくなります。

後からお金が出ていかない工夫がしてありました。

後からお金が出ていく家 1

2023.10.06

 屋根を見たらわかる

 庇(ひさし)が出ていない家は、外壁が10年も経つとこんなに劣化します。

 ある会社では、一時期庇を出さないスタイリッシュな外観の家は、受注禁止にしていました。

 施工上の工夫や、防水部材の開発を受けて、今日では庇のでない家も施工を承ることができますが、基本は何よりも大切なこと。よほどのことが無い限り、庇は外壁のアウトラインより外に出るように設計をしています。

家が腐る大問題

2023.10.03

 この頃大手住宅メーカーは高断熱高気密工法で見えないリスクが顕在化してくることに気がついて、対策を研究し始めたとのこと

 それは「家が腐」りはじめている事実が問題だということです。では、その腐っている場所はどこでしょうか。

 「見えない場所」から家は腐り始めているのです。

 調理用のレンジフードを動かすと、煙や臭いが排気されます。室内が正圧(気圧が外気圧より高いことを正圧という)から負圧になり過ぎないように、差圧換気口や、給排ファンなどで外気を取り込み負圧になって、外から湿気や埃が入らないようにしていますが、何しろ調理で発生した煙や臭いの排気には強力な排気量を必要とするため、結果的にレンジフードで排気すると確実に室内は負圧となります。

 室内が負圧になることで、室内に隙間から湿気や汚染物質が侵入してきます。夏場の冷房により、この隙間周辺に結露が発生して、屋根下地の合板が腐ったり、基礎の継ぎ目などから同様に湿気が入ると、目部が水分で腐ります。

 高断熱高機密だからこそこのような減少が起きることになったようです。

YUCACOシステムの家では

 天井裏から床下空間まで除湿と調温された空気を循環空気していますので、レンジフードで室内が負圧になっても、結露もカビも発生しません。

10年で15億円の電気代

2023.09.30

 某企業の方から、九州電力などから購入する電気料金が年間で1億5000万円も増加したとのこと。

 某病院では一ヶ月の電気料金が25万円とのこと。

 この両企業における10年間に及ぶ電気エネルギーコストを換算すると

              A社 1.5億円×10年=15億円

              B社 300万円×10年=3000万円

 住宅だけではなく企業も省エネ以上に創エネをどれだけ活用することができるかで、企業収益が決まってくる時代となっています。

 省エネと創エネを効果的に利用できる企業活動が必要となってきているようです。

レンジフードで洗面

2023.09.26

 全館空調の暮らしで大きな変化が生まれています。

 家づくりが、この新しい価値について行けなくなっているようです。例えば、レンジフードです。調理中の排気のための設備ですが、この外気が室内の夏場の冷房で冷やされた空気と混合する際に、筒状の排気ダクトが金属製の時、これが冷やされて、外気からの水蒸気が供給されて結露してしまいます。

 結露した水滴は、レンジフードの金属ダクトを伝わり、整流板(空気の流れを強くするためのパネル)に落ちて溜まります。ときにはバサっと水が落ちるくらいの水たまりができることも。

「何気なくレンジフードの整流板に手をかけて傾けたところ、このバサッと大量の水が落ちてきて、顔を濡らしてしまった。」との驚きの声が寄せられましたので今回の話題といたしました。

 特にIHコンロの場合には、ガスコンロのように熱気が上昇しませんので、整流板の水を熱して蒸発させることができません。

夏場には1週間に1度くらい整流板に水たまりができていないか、注意が必要となります。

 玄関の入口の屋内から郵便物を取り出せるタイプも、内側に結露しますので気をつけましょう。

床下に夏型結露が?

2023.09.22

7月27日(木)

晴れ

外気温度 34.1℃

湿度   68%

 何よりも実際に観察してみましょう。床下点検口がある洗面所に行ってみました。

温度 湿度は?

洗面所 温度 24.5℃

湿度  64%

それでは床下はどうでしょう。

床下 温度23.2℃

湿度  68%

ご覧のとおりです。

 洗面所の室温と床下の室温はたった1.3℃の差となっています。

この少ない温度差の原因は床下に吹き込まれている空気と、洗面所に吹き込まれている空調ユニットからの送風温度と湿度は全く同じだということです。

疑問に思われたお客様は、床下に送風される冷房用の空気がエアコンで製造されたばかりの19℃とか20℃の冷風を直接吹き入れられていると勘違いされているようです。

 床表面温度と床下の温度も1℃程度ですので、結露が発生することはありません。

結露発生の条件は

6℃の温度差

湿度60%以上 になってるようです。