YUCACOシステムブログ

基礎は一年中一定の温度

2023.09.18

 YUCACOシステムは床下に調温調湿した空気を送風しています。

データで見ると年間を通じて安定しています。

 宮崎の場合、温暖な気候ですから、冬場の外気温が-3℃のような冷える日は年間2~3回程度です。

床下空間は気密パッキンで基礎と家の土台は隙間なく塞がれています。外気との通気は有りません。空調室からダクトで新鮮空気と循環室内空気の温度湿度を調温調湿したうえで、快適空気として床下に吹き込んでいます。

大風量の換気を先のダクトからの送風で連続的に床下に吹き込んでいます。

 結果として先のデータが得られています。

更に床下と室温と比較すると

ご覧のとおりです。

結論

 床下空間の環境は現工法で十分に満足できる、安定快適な空気環境を実現できているということです。

更には、床下への送風は、その上部にある室内の空気の温度湿度の差が1℃~2℃程度とすることを意味し、断熱性の高い木製の床材、ムク、合板等の室内の表面温度に影響が出ないことを意味しています。

電気使用量を減らす努力

2023.09.16

2023年 年間使用料 7月通過まで

 2023年の1月~7月まで7ヶ月経過しました。ある家の全体の使用電力量です。

 ブルーの棒グラフが2023年の月別電力使用量です。黄色は2022年です。

 先のグラフで見ると、2023年は節電に努力していることがわかります。

 さて、この節電の効果は何によるものでしょうか、ムダをなくす工夫によって少しずつ達成したように見えますが、

①エアコンの設定温度の変更

 暖房の目安を-2℃

 冷房の目安を+1.5℃

           1℃の調整で10%の節電になるようです。

②パッシブな自然の太陽熱の取り込みや日射遮蔽で日中の太陽熱エネルギーをコントロールすることで室内の温熱環境への影響力を大きく利用する。

 それでは、エアコンの電気使用量がどれだけ現象したかを見てみましょう。

2023年1年間のグラフより

YUCACOシステムのエアコンの電気使用量

ご覧のように、表1と表2は2023年の電気使用量の変化がほぼ一定しています。

結果

 生活の質を下げずに、節電するには、冷暖房費の削減を自然の太陽熱利用、遮蔽等でプラス効果を出すことでかなり減らせることがわかります。

カーボンニュートラル(脱炭素)は世界的潮流

2023.08.26

①脱炭素住宅は光熱費が50年で600万円もお得

根拠

イ.断熱性能による冷暖房費の削減

ロ.省エネ住宅設備機器により、消費電力の削減

ハ.創エネによるエネルギー時給により買電を削減。自分で作ったエネルギーには消費税も燃料サーチャージも省エネ賦課金もつかない

ニ.おひさまエコキュートなど、夜間電力ではなく、太陽光発電利用の給湯で節電

※1月あたり平均20,000円の電気代、ガス代、灯油代などのエネルギー支出がほぼゼロになるZEHの家づくりでは、お得は

年間24万*50年=1200万円

但し、高断熱高気密のための工事費

◎材料費などで+150万円

◎太陽光発電、30年後更新で+300万円

◎省エネ家電のイニシャルコスト差額+100万円

などのコストを差し引いて600万円の利益。

②耐震等級3、省令準耐火で

 火災保険料 60%のお得

 地震保険料 50%のお得

 固定資産税 5年間1/2に

 登録免許税 0.15%→0.1%

③住宅ローン控除 5000万円まで優遇 一般は3000万円まで

④長期優良住宅は金利が安い 35年間で200万円のお得

住めれば良いからこんな家に住みたい

2023.08.23

 この頃、県外県内の建て売り住宅の中には、庭の無い家で、敷地も狭く、隣の家まで窓を開けて手を伸ばせば届きそうなほどの近くに3棟程の家が並び立つタイプの建て売り住宅が増加中。

 家賃を長期間支払うよりも、35年ローンで持家を取得した方が経済的だということで、購入される方も多いようです。

 供給過剰の賃貸住宅はその内、入居者不足となり、家賃は下がってくることも予測されます。

 家賃と賃貸料との比較で持家を取得する方がお得だとの考えはもしかすると不合理かも知れません。

 持家を選択される方の多くは「こんな暮らしがしたい」という夢を描いて行動を起こされる方だと思います。

 夢を形にする作業が設計です。この夢は、家は地震や災害にもまけない暮しを守るシェルターの役割を果たせなければ家族を守れません。

 阪神淡路大震災では地震発生から1時間以内で5000人程の人が圧死(家や家具による)で亡くなっているという報告があります。

 大切な命を、家族を、夢を守り、育てることのできる暮しこそ

「こんな暮らし」をということでしょうか。

夏の快適データを見てみよう

2023.08.15

①トイレの温度 ②天井裏の温度 をみてみよう

夏場トレイで汗だく、嫌ですね。暑くて目覚めるなんて、ありません。2階の天井裏でさえこんなに涼しいのです。

 どんな家でも、この頃リビングにはエアコンが付いています。涼しくて当たり前かも。でも、24時間、全館空調マッハシステムは快適なのです。

 寝室の室温もデータの通りです。夜中に、暑くて寝苦しくて目が覚める体にストレスの高い、パートタイム、部屋毎冷暖房より快適な工法がYUCACOシステムなのです。

「夜中に暑さで寝苦しくて目が覚める」

「トイレの中は汗だく」

「押入れの中がカビくさい」がパートタイム部屋別冷暖房です。

 再熱ドライ方式のエアコンを採用ですと、冷房中に除湿を効率的に実現します。

外気湿度100%の日でも

かび臭くないクローク。カビ臭くない床下。YUCACOシステムの家に暮らすことで、カビやダニが原因のアトピー性皮膚炎、気管支系の病気を改善します。

キャンプより グランピングより

2023.08.12

 キャンプは夏休みの楽しみですが、やっぱり暑さ、湿気で大変です。全館空調でお暮しの方々からのお声では、ホテルでの一泊すらも、夏場には、温度湿度を全館空調のYUCACOシステムのようには、室内の空気環境を快適なコントロールが出来ないために、外泊が、苦痛に感じられる場合があるようです。

 お休みの時には、室温を好みの湿度にコントロールして下さい。

着衣により、室温は上下させて頂くことになります。

 具体例として、私は、自宅の室温は、夏場27℃、湿度50℃でコントロールしています。

 着衣は夏物のパジャマ。掛け蒲団は、タオルケットか夏物の薄い掛け布団一枚です。

 実は、冬場には、着衣は冬のパジャマ、掛け蒲団は、薄い夏物の蒲団です。

 室内の冬場の室温は22℃ぐらいが理想と一般的には書かれている書物が多いようですが、YUCACOシステムの住人はだんだん、ぜいたくに慣れてしまい、室温は24℃が理想。湿度は、40~45%が冬場の空気環境となっているようです。

 一人一人、睡眠に最適な室温は異なりますので、各々、最適温度は違っているのが現実です。

この快適を伝えたい

2023.08.09

2023年8月4日の24時間の温度変化

台風の影響で雨の多い一日でした。

室温は24℃~26℃で1日中安定しております。

外気温は日中、時々日が差して32℃まで上昇しています。

 毎日のように台風の影響で雨が降り、長期にわたり、湿度の高い日が続きます。室内の湿度は入浴、炊事、洗濯、洗濯物干しなどが毎日行われていても、この室内の空気環境を実現できていることにご注目していただきたくご案内いたしました。

 毎日洗濯をして、毎日夜干して、朝乾いている暮らしがあること。それなのにこの環境を実現しています。カビ一つない暮らしが当たり前なのです。YUCACOシステムの暮らしでは。

夏の電気代節約技術

2023.08.03

①エアコンの設定温度を上げる

 データで見ると1℃上げると10%の電気代が節約できるようです。

2℃上げると20%となります。

 ただし、28℃以上だと熱中症の心配が出ますので気をつけましょう。

27℃で湿度50%だと快適に過ごせることが体験的に確認できています。

 夏場晴天が続くと湿度が落ちますので、この時は室内も自動的に湿度が下がります。室温25℃よりもむしろ、27℃で湿度50%以下の方が快適なようです。

②エアコンのフィルターの清掃をする。

データからは約7%の節電が実現できるようです。

 ある会社でも全てのエアコンを専門的な清掃を行うことで電気代が節約できています。

 社員の多さとコンピュータの多さからYUCACOシステムの社内も暑い日中には1階が少し暑くなります。サブエアコンを使用することで室内の温度を下げられるようにしていますが、今年はまだ一度もサブエアコンは利用していません。

③窓のガラスから入る輻射熱を遮る

  新技術の糸とアルミのカーテン

 断熱力は4倍、遮熱95%以上 UVカット85%以上

 一窓当たりの価格が、外付け遮熱ブラインドよりも安く1/10程度だそうです。

 考え方ですが、エアコンの冷暖房の効率を先の図のように上げることで室内の冷暖房効果を高める方法です。これまでは外からの輻射熱を防ぐ、外付け遮熱ブラインドを推奨していましたが、価格的には1/10程度ですべての窓に取り付ければ効果は確実に期待できます。

YUCACOシステムの欠点

2023.07.24

 自宅での睡眠が理想的すぎるのでホテル、旅館などの他の場所で眠りづらくなる。

理由

<音>外からの音が、ほぼ入ってこないYUCACOシステムの家では、毎日静かな寝室であるが、旅先の渓流の音、波の音、車の音等が気になって眠れない。騒音に対する耐性が下がるのかもしれません。

<常識>爽やかすぎる室内空気はYUCACOシステムの特徴となっているが、これが当たり前となれば、旅先のエアコンからの風や、夏場の湿度の高さに寝苦しさを感じます。

 YUCACOシステムでは除湿能力には特に対応力が高くなっています。梅雨時や台風時の湿度100%の外気に対して、いかなる時も室内の湿度は50%前後に調湿できるのがYUCACOシステムの特徴です。

 日頃、寝室で横になる時、室内の環境は1年中、全室室温25℃~27℃、湿度50%程度にコントロールされているのが、YUCACOシステムの家です。

 この室内の空気環境は、いつの間にか体が覚えていて、ホテル宿泊でエアコンが効いているにも関わらず、「違う」「何か不快な感じ」となってしまいます。体が覚えた「常識」が、ホテル宿泊という環境の変化に対応できず、不眠ストレスとなってしまうこともあるようです。

 日本睡眠研究所によると、「夏の新室内の温度・湿度は、温度が28℃以下、湿度が50%~60%が理想的とされています。」この点YUCACOシステムは理想の空気環境をご提供できる工法です。

 日本睡眠研究所によれば、理想的な寝床内環境は、温度が「33℃±1℃」湿度が「50±5%(RH)」とされています。

 夏には通気性や、吸放湿性の低い寝具や寝巻きを使用していると、湿度が上昇して寝汗をかいたり、寝苦しくなってしまいます。

 季節に応じて、寝具や寝間着の種類や素材を取り替えて、快適な睡眠をお楽しみください。

 こちらは個人の努力が必要となります。

無限吸湿はありえない

2023.07.18

 調湿性能の高い珪藻土や土壁を用いることで、室内の湿度の上昇や乾燥を防ぐことが可能かのような家づくりがあります。

 梅雨時の高湿度を除湿機で調湿してみると、数時間でタンク内に4ℓとか2ℓの水が溜まります。

 この大量の水を除湿機で取り除いても、家の外から、台所や浴室からの湿気は次々に供給されて来ます。対策として塗り壁が有効だとする考え方もあるようですが、厚み2㎜程度の塗り壁ではこの大量の水分は取り除くことは到底不可能だと想像できます。この大量の水でおわかりいただけることでしょう。

 タンスの中に入れる除湿材や、住を用いた除湿アイテムなど、利用すれば、すぐに満水状態に吸湿してしまいます。

 無限除湿にはエアコンを用いるのが一番です。そのことについて以下・・・

 エアコンが取り込んだ湿った空気を、冷やして結露させ、室外に連続排水。その上で、水分を取り除いた空気を、暖めて適温にしてカラットした空気を室内に吹き込む方式が「再熱ドライ」方式といいます。

 省エネのために、室外機の排熱の一部をこの時利用して省エネにしています。