YUCACOシステムブログ

65歳以上の単身者は700万人

2021.10.28

 2019年時点で全世帯5178万5000世帯のうち、49.4%に65歳以上の人が住んでいるのだという。1980年の頃は、3世代同居の割合が最も多く、全体の半分を占めていたとのこと。

 令和元年では夫婦のみの世帯が1番多く、約3割。

 又、単身世帯の中で65歳以上の世帯が年々増加しているとのこと。

 人口に占める割合でも、65歳以上の男性も女性も

このように割合が増加している。

 都会の高層ビルの入居者にも、時代の洗礼はやって来る。次第に夫婦の片方が亡くなって単身者入居が増え、子供の数も少ないと、相続する人のいないマンションは、相続放棄されて、流通しない老朽マンションとして櫛(くし)の葉が欠けるように空室が増えて来る。入居者の負担としてメンテナンス費用の分担が増えることになる。

 設備の老朽化は、ビルの維持管理を困難なものとし、建て替えには莫大な解体費用が必要となってしまいます。

 都会の高層ビルの住人は雲の上の人、田舎の戸建てに住む人は、声が聞こえ、顔が見える存在です。

 太陽エネルギーは太陽光発電で生活を豊かにするものとして利用して、庭には家庭菜園をつくり、食料を一部自給できます。あまれば隣人におすそ分け。田舎程人のつながりが

濃くなるのは顔が見える関係だからとも言えるようです。

 単身世帯の戸建ての場合、維持管理費用は費用対効果として、全て一人に帰すもので、シンプルです。どちらも人口減のリスクはあるのですが、シンプル・イズ・ベストかも。

ビューポイントは居住満足度を決める

2021.10.21

家の設計を始める時は、敷地に立って四方を眺めてみることをお勧めします。設計を開始するときは必要な部屋の用途別配置を決めますが、具体的なプランにかかる前に敷地環境を十分にチェックしておかなければなりません。

この時「ビューポイント」という眺めの良い方向はどの方角かをしっかりと確認しておく必要があるのです。

家が完成して住み始めると、家から外を眺めることばかり考えて設計すると、外から見られているという事実を忘れてしまいます。プライバシーを守るためにはあえて壁や植木による目隠しが必要になったりします。

 そうして、遠望を楽しめる場所や、緑の樹木で目の安まる垣根がプライバシーを守ってくれる中庭などをつくることで、永く住み続ける「住まい」としての満足度がぐんと良くなります。

◎事例

リビングから見渡せる風景の中に古い神社の木々の緑が見えて、目が安まる、ここがビューポイント。

周囲の建物からの目線をかわし、プライバシーを守るため、窓の位置にも気を付けましょう。

マンションから戸建てへ

2021.10.18

都心ではコロナ渦の中、マンションを出て埼玉、千葉へ移住する人が増えているようだ。木材の需要が旺盛で国産材は高値を付ける都心方面に流れており、地方の安かった木材は地元では川上(産地)であるにもかかわらず、入手困難な状況となっている。

 何故戸建てかと云うと、在宅勤務の一般化とマンションのスペース不足が要因のようだ。更に、「家時間」が狭い空間の中で継続されることから、ストレスや家族間のコロナ感染予防の観点からも広いスペースを求める声が強くなっているようである。

 今日のキャンプブームも都心生活の閉寒感からの逃避現象と言えなくもない。

これからの戸建ては、単に一戸建てである以上に、ゆとりと遊び心を感じさせる住まいでなければならない。内と外が、一体となって更により多彩な生活シーンが生み出せる、そんな暮らしが想像できる設計が望まれる。

 一戸建てだから、ペットも家族の一員として場所を与えられ、ワークスペースや、青空リビングといった、豊かな暮らしを充実させてくれる設計が期待されることとなりそうである。

介護と住まい

2021.10.14

疾患は、

第1位   認知症

第2位   脳卒中

第3位   衰弱(フレイル)

平成28年度 国民生活基礎調査によると上記のようになる。

介護の原因は、老化やケガによる体の障害といった身体的な原因というより、脳機能や血管系を因とするものが多いようだ。

車イス生活の快適化

2021.10.11

車イスでの暮らしは移動の面や住宅設備の利用の面から様々な注意点があります。少しですがポイントを挙げてみましょう。

車イス用食卓テーブル

①テーブルの高さは、車イスの座面とのバランスが取れていますか?

◎上下昇降タイプの専用テーブルが市販されています。7万円~6万円程度

◎車イスにセットするタイプ 2万~5千円

◎車イス用安心テーブルキャスター 3万円程度

車イス用洗面

タカラスタンダード

車椅子対応ライフサポート洗面化粧台

給湯配管が不要でリフォームにも最適

短時間ですぐにお湯が出る、小型電気温水器を取り付け可能。

車椅子でも使いやすい造り

車椅子で回転しやすいよう、斜めにカットした側面。

座ったまま、手の届きやすい位置に、スイッチとコンセントを配置。 ミラーの高さも、座ったままでも見れる位置に配置。

便利な収納

サッと手が届きやすい壁にマグネットで収納。タオルやメガネなど、よく使うものをココに収納できます。

お手入れカンタン

水が飛び散りやすい壁も、汚れが染み込まないから、水拭きでキレイに。

壁は水でボロボロになることもありません。

室内用と室外用の車イス

2021.10.07

室内と室外を分けて利用する2台の車イスがあればとのご要望がありましたが、障害の程度にもよりますが現実には移乗の困難から、車にカバーを付ける方法を採用される方も多いようです。室内側、室外側、どちらでカバーを用いるかで商品の質が変わることだと思います。

畳を傷つけない&タイヤ汚れカバー

ホイルソックス

車イス利用での安心勾配

2021.10.04

バリアフリー設計の建物は「バリアフリー法」に基づき

勾配は12分の1を超えないこと

*屋外(道)15分の1を超えないように指導されています

12mかけて1mの高さに上がるスロープがこのことです。

実際には12分の1勾配のスロープを車イスで移動するのは大変なようです。介助者の手助けがある場合か、電動タイプでなければ体重を支える車イスをコントロールすることは、大変なことのようです。

(玄関は一般的に周囲より高い)

 アイ・ホームのモデルハウスの歴史で1棟だけ、介護支援モデルハウスと言われるモデルを展示していたことがあります。

敷地が周辺より高かったので家を建てる前に敷地の高さを家の部分と外周1m分だけ土を取り去り、住宅を新築後、室内の床の高さが、周りの敷地の高さと同じに仕上げる方法です。