ルームエアコンや一般的な全館空調は小風量大温度差空調という分類になります。これは吹出口から暖房であれば50℃以上の温風、冷房であれば14℃以下の冷風を少ない風量で吹き出すからです。
一方YUCACOシステムは大風量小温度差空調を採用しています。室温が20℃の時は暖房温度が25℃以下、室温27℃の時は冷房温度が22℃以上の空気を吹き出す小温度差大風量方式になっています。その分風量が多くなっています。温度差がおおよそ5分の1程度です。そのため風量は5倍程度必要になります。
しかしながら建物性能の断熱気密性を充分確保することにより3〜4倍程度の風量で充分冷暖房ができる仕組みなのです。吹出口から冷たい風や熱い風が出ないので快適であるとともに結露が起きにくい、建物が傷みにくいなど多くの特徴があります。
また大風量の空調システムと全熱交換気ユニットを上手に組み合わせると非常に効率の良い換気を 行うことができます。この大風量小温度差空調を住宅用空調に採用しているのは私たちの調査では世界でYUCACOシステムだけなのです。