YUCACOシステムブログ

省エネを実現すると室内の暖房は?

2023.03.31

 前回太陽光の日差しのエネルギーを室内に取りこんだり、エアコンの設定温度を下げたりして、暖房エネルギーを削減して来た事実をグラフでお見せ致しましたが、今回はその結果として、生活空間の暖房が、どのように変化したかを、実証してみましょう。

先のデータを見ると、1月に比べて2月の節電レベルは46%も向上していました。いかに節電が効果的であったかがご理解戴けることでしょう。しかし、室内の温熱環境は悪化しなかったでしょうか。

 さて、実現された2023年1月1か月間の室温温度のデータをみてみましょう。

2023年1月(1か月間)

外気温と室内温度

1月25日は10年に1度の寒気で-5℃まで外気温度が下がっています。

2022年1月(1か月間)

外気温と室内温度

 1年前のデータでは1/13~23日までかなり寒かったようです。

2023年2月(1か月間)

外気温と室内温度

室内の平均温度が24℃~25℃になっています。エアコンの設定温度を23℃~22℃に下げても外気温が上昇してくる2月末には室内は26℃になって少し温かすぎます。

2022年2月(1か月間)

外気温と室内温度

前年の1月が寒かったので2月もエアコン高め設定でした。

 太陽熱を利用して、エアコンの稼働を減らしたり、エアコンの設定温度を変えることで省エネは可能です。

更に、結果として室温に1℃程度の暖房温度の低下とはなりましたが、それ程実現温度の低下は起きていませんでした。

 エアコンの暖房設定温度を更に低め、例えば21度、20度の時に室内の温度がどこまで下がり、省エネがどれ程実現されるかを実験してみる時が、来年あたりにできたらいいなと思った次第です。

設定温度を下げると省エネ

2023.03.27

 電気代の値上がりが大きな今年は、2月からエアコンの設定温度を下げてみました。

このデータを見ると具体的にエアコンの電気代が節約出来ていますが、対策として、1月中の方法は、

①晴天の日には太陽光を室内に取り込んでエアコンの使用時間を日中ストップして夜間のみ動かしていました。

②1月の25日頃は10年に1度の大寒波が来ましたので、1日で15kwhの電気を消費していることがわかります。

1月中のエアコン使用電気量

次いで2月の対策は

①晴天時には太陽熱を取り込んでエアコンの利用電気量を削減

②日によってエアコンの暖房設定温度を下げました。

2月中のエアコン使用電気量

更に3月の対策は

①晴天時には太陽熱を室内に取り込んでエアコンの使用電気量を削減

②エアコンの設定温度を暖房22℃に下げました。以前は23.5℃でした。

 3月になると暖かい日も増えましたが、エアコンの設定温度を低めに設定することで更なる省エネが実現できそうです。

エアコンはいつも動いているのか?

2023.03.24

 YUCACOシステムでは、年中エアコンは動いていません。

例として1年分のエアコンの電気代のグラフを見てください。

2021年の1年分

 気候的に過ごしやすい、春の4月5月、及び秋の10月11月には電気代はご覧の通り、大変少なくなっています。

 年間4ヶ月は極端な話、エアコンは止めて、送風、換気だけされていてもOKです。

 冬は暖房にエアコンは必要ですが、お天気が良いと、窓からの太陽熱で十分にお部屋は温まります。日中は断熱気密の聞いた家がYUKAKOシステムの家ですので、温室効果でエアコンはストップ可能です。日中晴れていたら太陽熱だけで全室が暖房状態となります。夜6時頃暖房のスイッチを入れていただけたらOKです。夜の間だけ暖房ですから、当然電気代は減ります。

夏はエアコンはスイッチの基本的に入れたままとなります。この時太陽の日射を入れない工夫を窓にすることで、エアコンの電気代は大きく削減可能です。

外付けブラインドの効果は大きく、太陽熱の70%程度、物によっては80%以上の遮熱効果があります。

 夏場は何と言っても窓、床、壁、天井、換気に分けた場合、全熱量の74%が窓からの日射熱で出入りしています。

 よって室内より外で熱をブロックすると、エアコンの稼働が少なくなります。

長期間家を空ける時Ⅱ

2023.03.18

<YUCACOシステムの利用法>

冬の場合

<岩手県のお客様からのお問い合わせ>

電気代を節約できるのは

 エアコンは切れば電気代はゼロになります。

①冬場エアコンを切ると、日毎に室温は下がります。一般的には建物内部で発生する熱に冷蔵庫などの電化製品からの熱や、生活者の人体からの放熱+エアコンで加温することで暖房をコントロールしていたのですが、人も留守となり、暖房も切ってしまうと熱の供給源がなくなり、室温は徐々に低下します。

②エアコンを切ってありますので、室温の低下は湿度の上昇を招きひんやりとした空気感で室内が満たされます。 帰宅後、快適室温にまでエアコンで室温を上昇させるには、このシステムを採用している建物で室内に接する床、壁、天井、更には床下、天井裏までその表面温度を快適温度まで上昇させなければなりませんので、大変なエネルギーを要することになります。しかも、1台のエアコンでです。強で暖房すると徐々に室温上昇しますが、安定するのに12時間以上かかると思います。

③一冬のエアコンの暖房費は岩手県ではかなり高額となるでしょう。

約10000円程度でしょうか、宮崎では家にもよりますが、約5000円~6000円程度かと思われます。

この時、除湿も同時に空調で行っていますので、カビと無縁の暮らしが実現できます。

④結論として少しだけエアコンは動かしておられたほうがいいということです。暖房設定22℃程度で風量はM程度です。

 ランニングコストの電気代はかかりますが、床下から天井裏まで快適温湿度で建物の空気環境をコントロールすることで、家にも、人にもいい空気環境を実現できるのがYUCACOシステムの特徴とも言えます。

長期間家を空ける時

2023.03.14

〈YUCACOシステムの利用法>

経済合理性について

 電気代を削減するには?

回答 消せば電気代は減ります。

夏の問題点 

①夏場は高断熱の家は、エアコンを用いなければ、日を重ねるごとに蓄熱して、高温の魔法瓶状態になってしまいます。

②エアコンを強冷でもとの快適室温に戻すには、かなりの電気代を必要とすることでしょう。

建物の躯体温度により快適温度に室内がコントロールされる時間は異なります。家の断熱性能や、日当たり、窓などの大きさ、向きなどの状態で異なりますので、具体的な時間は提示できません。

③長期間家を留守にされるのであれば、戸締まりは当たり前ですから先のような、建物が夏場にはホット魔法瓶状態になってしまいます。

 夏場のエアコンの電気消費量について、完全戸締まりされた家は、冷房には最適の環境となります。このシステムの8月の1ヶ月間の電気代は、多くても4500円~5000円程度となります。締め切ってのエアコン代は当然もっと安くなります。

 梅雨や台風などで高温多湿な気候には、YUCACOシステムは除湿も室温調整と同時に行いますので、カビだらけの室内にしないためにもエアコンを稼働させておられたほうが良さそうです。

④遠隔でコントロールができるスマホ対応のエアコンコントロールができるタイプが用いられておれば、その設定と利用でエアコンのON/OFF、温度コントロールも可能です。これを利用される方法もあります。

電気代上昇でたまらん!

2023.03.07

 女性社員より、家の電気代が30,000円を越えてしまったとの訴えがありました。

このFさんは、たまたま他社で新築された後、入社された方です。なんと先月約20,000円が今月は30,413円でした。

 先日は某製材所の社員さんから、「妻から電話があって、電気代が60,000円だった」とのことでした。

 又、銀行員のMさんは、電気代がやはり30,000円を越えているので、家の中で綿入れネンネコを着て、なるべくエアコンを動かさないようにしているとか。

  1. 節電によるメリット

節電を実施することで、電気代を減らすことを第一に考えられることでしょう。

㋑エアコンをできるだけつけない

㋺暖房便座を布カバーしてスイッチを切る

㋩湯たんぽを利用する    

                など

②電気は買うより、創って使う

㋑太陽光発電を利用して、自家消費の電力を自給する

㋺夜間電力より、日中の太陽光発電をできるだけ利用しよう。

エコキュートも日中湯沸かししましょう。

㋩太陽光発電は、メーカー発電保証25年、しかも約85%以上の発電能力を25年後でも保証しています。

その後劣化も35年は確実に発電可能です。

㊁電気自動車などを10年後には利用していることと思いますので、太陽光発電は、できるだけ多く利用しましょう。

10Kw以下の場合でも、過積載(14Kwの太陽光でパワコンを10Kw以下で利用)で運用するとより発電量が多く利用できるようです。

 災害時のリスク対策で、初めから蓄電池を設置される方もいることでしょう。経済合理性は、今のところプラスまでにはなりませんが、リスクヘッジには有効です。

  1. 断熱性能を高くして、冷暖房のエネルギーコストを減らしましょう。
  2. マッハシステムを利用して、熱の効率的利用、太陽熱利用、日射遮蔽を加味した先進の全館空調の採用をおすすめ致します。
  3. ガマンしない省エネの発想で、冬場の晴天時には、太陽の熱を利用して日中は暖房。夕方から朝までエアコンを利用。夏場には日射遮蔽と除湿によりカビのない快適空間冷房で人も家も快適長寿命を実現しましょう

2023年1月の燃料費等調整額の単価は1kw8円12銭。

2020年のデータをもとに予想すると

年間7263円のプラス!!

2020年1月134Kw(2574円)に対し

2023年1月134Kw(3662円)となります。

燃料費等調整額の単価は月ごとに変動します。

災害時に役立つ生活用水

2023.03.02

 断水時にペットボトルの水を保管したり、専用の貯水タンクを設置することが推奨されています。

みずがめ君(飲用可)

飲用不可となっていますがエコキュートのタンクには大量のお湯が貯湯されています。

4人家族3日分の生活用水

300L/人×4人×3日

450L/人×4人×4日

450Lタイプだと4日分

エコキュートの貯湯タンクには非常用の水利用に備えて取水栓が付けてありますので、覚えておきましょう。